地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ぼくはいった、窓を開けてください、何日か前から飛べるんです。

セールだったのでイーリー・キシモトを漁りに行ったけれどピンとくるものは高くて躊躇。Tシャツに2万はちょっと。浴衣が着たい、水着が着たい、そんな欲求は(イーリーではない)お洋服に化けてちょっと消化された。YAB-YUMセカンドライン、DZO KHOLA (ゾ・コーラ)は YAB-YUM に較べるとお手ごろ価格。そしてかわいい。犬のマークも好き。

微妙に移転したブランジェリー タケウチへ、パンを買いに行く。店構えも店内もほぼ以前とかわらないけれど、せまい店内のレジに並んでいた女性は10人ほど。パン・ド・クレームを買いに来ただけなんですけれど。

見た映画のメモ。

映画『テルマ&ルイーズ(Thelma & Louise)』(リドリー・スコット/1991/アメリカ)。平凡な主婦とウエイトレス。中年女二人の逃避行。ブラピブームが押し寄せていた昔、見逃していた映画を今頃。有名なだけあって面白い。女は強い。主婦は強い。女をなめてんじゃないわよ、という強気さと爽快感。

映画『ピーターパン(Peter Pan)』(ハーバート・ブレノン/1924/アメリカ)。白黒・無声映画無声映画時代の良質な映画。合成された小さな妖精も、ワイヤーが見える空を飛ぶシーンも、愛らしく思える。舞台劇を見ているような映画で、手作りが見える。「男20人より、女の子1人のほうが役にたつのさ!」ってうれしいセリフかも。『E.T.』に引用されているシーンもある。

映画『白銀の乱舞(Der Weisse Rauch)』(アーノルド・ファンク/1931/ドイツ)。レニ・リーフェンシュタール主演。レニが監督した『美の祭典』(1938)、『民族の祭典』(1938)ほどの躍動感のある記録映画だと思わないけれど、ゲレンデの白さ、澄んだ大気、山岳の美しさが分かる映画。ストーリー云々よりも画面をじっと見ているほうが楽しい。レニが若い。

映画『秋のミルク(Herbstmilch)』(ヨーゼフ・フィルスマイヤー/1988/ドイツ)。ナチ時代の庶民の生活。男について何も知らないかわいい農家の娘が恋をして愛を誓い結婚した先は陰湿で老人ホームのような家だった。バカな嫁、とののしられ、泥棒呼ばわりされ、唯一の味方の旦那はあっという間に徴兵され、嫁に行くのがおそろしくなる映画。