地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


その 泥 の秩序 その泥 のヒヤシンス その 溶ける肉体 の 憂愁の頸の環

東海ユーレィからお誕生日プレゼントで『刺繍のABC』(大塚あや子著/雄鷄社)、『大塚あや子の刺繍の本スタンプワーク』(大塚あや子著/雄鷄社)をもらった。ありがとう。うれしいなうれしいな。いろいろ作ってみたいかわいい刺繍でいっぱい。長崎訓子さんのイラストを刺繍にしてるのがかわいい。絵本を見ているよう。

映画『トマ@トマ(Thomas est Amoureux)』(ピエール・ポール・ランデル/2000/ベルギー、フランス)。広場恐怖症を8年間患うトマの近未来のヴァーチャル映画。他者とコミュニケーションをとれないトマは自分の正面に置かれたモニターからあらゆる情報を得る。セックスもモニター越しの女の子とバーチャルセックス。『広場恐怖症の者にとって、正面向き、中心に置かれている、くっきりしている、人工的、などの映像は安心感を与える。恐怖を与えるのは、奥行きがある、消えようとしている、ぼやけている、有機的、などの映像だ。』とピエール・ポール・ランデルは説明していたけれど、そう考えて見ると面白いかも。それにしても映画として見るにはどうでもいい作品。

本『コンパクト・デザイン・ポートフォリオ ジョージ・ネルソン』(マイケル・ウェブ 文/青山南 訳/クロニクル・ブックス/1650円/ISBN:4938778483 C0077)。正方形のビジュアル本。パラパラめくって現実逃避した生活を思い描きたい。ジョージ・ネルソンの作品は遊び心があって好き。