地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『夢売るふたり』(西川美和/2012)

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価格:3,534円(税込、送料込)


松たか子阿部サダヲ夫婦が人生をやり直すために協力して結婚詐欺をする話。女の計算高さしたたかさ狡猾さ、男の流されやすく浅はかにも偽善に走る心情の描写がすばらしいです。話の作りこみはうまいし子ども以外の役者がみんなうまい。松たか子が秀逸。田中麗奈も鈴木砂羽もよくて西川美和の映画に出てくると一定以上に好きになる女優さん多いです(『ゆれる』を見て真木よう子を好きになるとか)。引き出し方がすごく上手な監督。香川照之のチョイ役などキャスティングも豪華。個人的には相当いい映画です。おもしろかった。


阿部サダヲ演じる貫也の人間関系の構築の仕方はすごい。あっという間に親しくなってでも基本相手にのめりこまず関係をあっさり完全終了できるその対人スキル、見てるだけで爽快にも似た気持ちになれます。西川美和の映画なら見たい、と思わせるのは何かと考えると、オリジナル脚本がおもしろいのと必ず印象に残るおもしろシーンがあるのとカット割がすごいかっこよくて正面からとらえる登場人物の表情がものすごくよいことかなと思います。