続続・皇なつき『黄土の旗幟のもと』『燕京伶人抄』『燕京伶人抄 [弐] 女兒情』
今回の皇なつき『黄土の旗幟のもと』『燕京伶人抄』『燕京伶人抄 [弐] 女兒情』の3冊はすべて中国史でどれもおもしろかったです。絵はうまいし話が話なので、20年前のマンガとはいえまったく廃れてない名作認定。
黄土の旗幟のもと [ 皇なつき ] |
『黄土の旗幟のもと』は、国の未来を憂う杞県の挙人・李信と農民反乱の指導者・李自成の話。明朝末期の実話がベース。李信の葛藤が長かったためか洛陽を落とすところまでは描かれてなくて残念。続きが読みたいけどこれはこれで終わりみたい。
燕京伶人抄 [ 皇なつき ] |
『燕京伶人抄』『燕京伶人抄 [弐] 女兒情』もよかった。1920年代の燕京(ペキン)を舞台にした作品。とくに1巻の『燕京伶人抄』は京劇を中心に話が展開。中学生の頃『さらば、わが愛/覇王別姫』を見てレスリー・チャンに燃え上がったのを思い出しました。なつかしすぎるー。というか作者自身が『さらば、わが愛/覇王別姫』を見て着想を得たらしいのでそりゃ思い出すよね。楊洛仙がレスリーすぎる。
ウォン・カーウァイ『欲望の翼』でXavier Cugatの音楽が流れてダンスするレスリー・チャンがセクシーすぎたけど、覇王別姫も相当なもんです。覇王別姫見たくなってきた。
欲望の翼 [ レスリー・チャン[張國榮] ] |
さらば、わが愛/覇王別姫 [ レスリー・チャン[張國榮] ] |