地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『バベットの晩餐会(Babette's Feast)』(ガブリエル・アクセル/1987/デンマーク)


いつか見ようと思いつつなかなか見れなかった映画。


舞台は19世紀後半のデンマークの小さな漁村。フランス革命を逃れて寒村の牧師の娘姉妹の家ににやってきたバベットが年月を経たある日、牧師の生誕100周年を祝う一夜限りの晩餐会を開催します。簡素な暮らしをする村人には分からない、将軍しか知らないバベットの料理(芸術)の真実の価値と意味。バベットが最後まで召使には見えなかったのは。


怒涛のラストが思ったよりも痛快なドラマ性のあるストーリーかつ深い意図のある映画でおもしろかったです。