地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『夏の庭 The Friends』(相米慎二/1994)


夏の庭―The Friends

夏の庭―The Friends


まだまだ相米慎二。見てないものだらけだけど、相米慎二の作品は少年少女モノが多いなー。


『お引越し』の次に撮った、これも子ども視点の作品。湯本香樹実の同名小説の映画化。少年3人とおじいさんのひと夏の交流。


後期の作品だけあっていろいろ削ぎ落とされてる感。少年たちの演技は引き続き『東京上空いらっしゃい』牧瀬里穂からの少年少女とよく似た演技。死んだ蝶を空井戸に入れるとたくさんの蝶や鳥が井戸の底から舞い上がってくるラストは、相米慎二だなーといい気持ちに。現実に入り込む夢の描き方が心地いい。