『アリラン(Arirang)』(キム・ギドク/2011/韓国)
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『悲夢』(2008)を観てからキム・キドクの新しい映画て見てないなと思ったら(彼の助監督だったチョン・ジェホンの「豊山犬」の脚本はキム・キドクだったしそんなに気に留めてなかったものの)、『悲夢』撮影中に間一髪の事故がありそこから山小屋に引きこもって自問自答の日々を過ごしているとのこと。そんな日々のセルフドキュメンタリー風映画。
オールセルフ撮影なのに撮り方が凝っていて編集も上手いし、ひとりで撮ってるとは思えないドラマ仕立て。自作『春夏秋冬そして春』の映像をはさみつつ、苦悩するキム・キドク。苦悩は自分自身しか癒せない、ひとつずつ癒していけばいい。春夏秋冬も含め好きな作品も多いし、キム・キドクがまた新しい作品を作ることを願います。