地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『未来を生きる君たちへ(Haevnen)』(スサンネ・ビア/2010/デンマーク、スウェーデン)


『未来を生きる君たちへ』というイマイチすぎる邦題だっただけに(Haevnenという原題は復讐という意味らしく、原題そのままのほうがあまり意味付なくていいのにね)、映画自体はドラマみたいな感じでなかなか楽しめました。しかしこんな邦題多いよねえ、好まれるんだろうねえ。


暴力・憎しみ・復讐に対して、愛と赦し。アフリカの難民キャンプと、デンマークの郊外とを同時進行する別世界の生活。2時間ドラマとして素直に見てればいいけど、映画となるとひねりがなさすぎなのとキャラが散漫で辛い。泣かせどころと落としどころが観客に分かりすぎ。でも子どもたちがこの映画を見てどう思うのかはちょっと興味あります。