地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ぽかん』というすてきな小冊子について



http://www006.upp.so-net.ne.jp/pokan/backnumber.html



家人も書かせてもらってるというのを差し引いても、とてもいい冊子です。デザインもかわいく見やすく感じがよく、内容もすてき。


今号は「私の大阪地図」という特集で、大阪についての文章が寄せられているんですが、これがすごくよくてひとりでニヤニヤしました。こういう文章を読んでると大阪にいることがうれしくなります。藤田加奈子さんの文章が大ヒットで、溝口健二『浪華悲歌』→関西モダニズム→関西の鉄道についての言及、鉄道に興味がなかった私がこの文章を読んで生まれてはじめて鉄道に興味を持ちました。こういうアプローチ最高。私も『浪華悲歌』を見返さねば!と熱いものがこみ上げました。


真治さんの大阪街歩きの文章も好きです。風景を思い浮かべられる土地についての文章てなんだか贅沢で少し優越感で楽しい。資料として紹介されてた富岡多恵子『関西センチメンタルジャーニー』、アマゾンのマーケットプレイスで即注文いたしました。


大阪センチメンタルジャーニー

大阪センチメンタルジャーニー



あと恵文社の椹木知佳子さんに勝手にシンパシーを感じました。同い年でもあります。


本が大好きな人たちの本への愛情あふれる本です。