地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『シリアの花嫁(The Syrian Bride)』(エラン・リクリス/2004/イスラエル、フランス、ドイツ)


シリアの花嫁 [DVD]

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イスラエル占領下にあるゴラン高原を舞台にした映画。ゴラン高原はもともとシリアだった土地で事実上無国籍状態。現在ここに住んでいるシリア人たちは故国であるシリアに帰ることはできません。そのゴラン高原に住む元シリア人一家の花嫁のお話。こういう政治的な話が絡む映画は世界情勢を知る意味で興味があるけどあまりくどいと引いてしまうけど、この映画は素直に見れた気がします。なんだろう、シリアに嫁いだ花嫁は二度と戻ってこれないとか、なんでこんなくだらないことがまかり通ってるのかな。