地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『未来を写した子どもたち(Born Into Brothels: Calcutta's Red Light Kids)』(ロス・カウフマン、ザナ・ブリスキ/2004/アメリカ)


未来を写した子どもたち(通常版) [DVD]

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インドのカルカッタの巨大売春地区で暮らす子供たちの姿をとらえたドキュメンタリー映画。男の子であれ女の子であれ小さいうちから親の仕事を手伝い、将来は親と同じ仕事をして生涯そこで暮らすという、つまり売春で生計を立てている世帯は子供も売春をする、夢も希望も持てない将来が待っている子どもたち。そんな彼らに写真教室をひらいていた写真家ザナ・ブリスキが彼らを救おうと発起するが現実は厳しい……というお話。状況は違えど世界中にこういう子どもたちがいること、たったひとりの子どもを救い出すのがどんなに大変か、いろいろ考えさせられます。