地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『闇の子供たち』(阪本順治/2008)

タイでの幼児売春、人身売買、臓器売買という闇の世界にいる子供たちにスポットをあてたヘビーな作品。子どもがいる身としては買春され外国人に好き勝手にされたちいさな子どもの涙や、エイズで苦しむ子どもの姿があんまり痛々しすぎて衝撃。タイの子役たちの演技がズキンと胸にきます。いろんな気持ちでいっぱいになるのに言葉にすると単なる感情論だったりして、結局撮ってるほうも見てるほうも何の解決も生まないもどかしさ。自分探しのアホ女から一皮向けた女を演じた宮崎あおいが非常に上手でした。ラストのラストでえーなにそれー的な腑に落ちない点もたくさんあって、なんでNGOじゃなく警官に発砲?とってつけたような江口洋介のそのトラウマて!とか、エンディングが桑田佳祐でなんだかすごい違和感だよーとか、いろいろあるんだけどそれまでの経緯はとてもよかったです。