地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『世界の飛び出す絵本展』@北野田フェスティバルギャラリー(堺市立東文化会館ホール)

id:emimiさん、行ってきました!

■〜子どもの見守りによる安全な地域社会の構築に向けて〜
世界の飛び出す絵本展■

【詳細】
ページを開くと、絵が飛び出したり、動いたり・・・、美しいイラストと、驚くべき技術、 そしてユーモア溢れる物語によって作り出される、仕掛け絵本の数々。
本展覧会では、「仕掛け絵本の父」と呼ばれるロタール・メッゲンドルファー(1847〜1925)や アーネスト・二スター(1842〜1909)、ボイチェフ・クバシュタ(1914〜1992)、そして現在活躍中の 「紙の魔術師」ロバート・サブダ(1965〜)の作など、多彩なコレクション約450点を紹介します。 心躍る世界へようこそ!

会場には予想を超えるたくさんの仕掛け絵本があって、ほんと、すごかったです。こんなに美しくて凝ってる仕掛け絵本を目の前にして圧巻。すでに絵本というよりアート。本を開いたら船とか出てきちゃうんだよ、すごすぎる。貴重な昔の仕掛け絵本も物語性やからくりが魅力的。のぞきからくり絵本『ヴェルサイユの庭園』も繊細で美しくておもしろい絵本で印象的でした。のぞきからくり絵本というジャンルの絵本をはじめて知りました。すごい!

ヴェルサイユの庭園 (のぞきからくり絵本)

ヴェルサイユの庭園 (のぞきからくり絵本)


ライトをてらせ! (ぶたいしかけえほん)

ライトをてらせ! (ぶたいしかけえほん)

直接手にとって見たり遊んだりできるスペースでミニチムもドールハウスになっちゃう絵本で遊んでたんだけどものすごく感心しました。本がドールハウスになっちゃうんだよ。この領域の曖昧さがおもしろくてたまりません。たぶん『ようせいのおしろのぶとうかい』(作:マギー・ベイトソン、絵:ルイーズ・コンフォート)だったんだけど、これは純粋に女の子心くすぐります。360度のメリーゴーラウンド絵本で切抜きの人形とかもついてます。アート云々は置いておいて、女の子のハハとして盛り上がる絵本です。

ようせいのおしろのぶとうかい (メリーゴーラウンドえほん)

ようせいのおしろのぶとうかい (メリーゴーラウンドえほん)

8月9日まで開催中です。おすすめです。