地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『息子の部屋(La Stanza del figlio)』(ナンニ・モレッティ/2001/イタリア)

息子の死によって日常の家族の風景が壊れ、しかし再生してゆく姿を描いた映画。ナンニ・モレッティの映画てこんなに見やすい映画だったかなと思うけど、この映画のナンニ・モレッティの視線は、息子の死に際して、あのときああだったら、こうだったら、と後悔し苦悩し日常を暮らす子どもを愛する世界中の父親そのもの。いい映画だと思います。

息子の部屋 [DVD]

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