加藤久仁生・平田研也「つみきのいえ」、湯本香樹実・酒井駒子「くまとやまねこ」

アニメーションを加藤久仁生・平田研也が絵本用にリメイク・描きおろしたもの。山村さんは「表層的なストーリー」と評していたけど、万人に分かりやすいお話で普通に心洗われる系のいいお話。しかし絵本で見るより当然アニメーションで見る作品だと思いました。アニメーションのほうが断然繊細。

絵本屋さん大賞みたいな賞をとったらしい絵本。酒井さんのイラストはすばらしいのだけど、正直ストーリーがあざとくてくどくて安っぽい。"命"のお話なんだけど「こうだよね？」「そうしなくちゃだよね？」みたいな説教感・圧迫感がちょっと苦手でした。ストーリーだけだったら「つみきのいえ」のほうがうえだなー。