地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ファースト・ディセント(First Descent)』(ケンプ・カーリー/2005/アメリカ)

スノーボーダーの聖地アラスカで、ヘリで山頂まで飛び、前人未踏の雪山を"ファースト・ディセント"(初滑走)するスノーボーダー界のスターたちを撮ったドキュメンタリー。スノーボードの25年の歴史、パイオニアたちのインタビューを交え、スノーボードの魅力を垣間見るには十分な内容。映画としてはどうかと思うけど、まったくボードをしない私でも彼らの技が壮絶なスゴさで見ていて楽しい。登場するのは、ショーン・ホワイト(エクストリームスポーツの最高峰Xゲームを19歳で全種目制覇、トリノ五輪ハーフパイプゴールドメダリスト)、ハンナ・テーター(トリノ五輪女子ハーフパイプゴールドメダリスト)、テリエ・ハーコンセン(ノルウェーのカリスマ天才スノーボーダー)、ショーン・ファーマー(スノーボードのパイオニアとして世界的に有名)、ニック・ペラタ(ファーマーと同じくスノーボードのパイオニア)、トラビス・ライス(スノーボード界のスーパースター)。トリノを見ていても正直名前も覚えてないくらいボードに疎い先入観のない私ですら、ほとんど直角に見えるようなありえないくらいの角度の斜面を雪崩を回避しながらライディングし、ビッグジャンプする彼らの映像に感激する。派手なトラビス・ライスやショーン・ホワイトの技が面白い。どんなスポーツでも世界レベルの人たちがみせてくれるスポーツはすばらしい。

ファースト・ディセント [DVD]

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