地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『こわれゆく女(Woman Under the Influence)』(ジョン・カサヴェテス/1974/アメリカ)

心の病をかかえた妻と夫をはじめとする家族の日常。ジーナ・ローランズを見れば見るほどジーナ・ローランズの迫力と凄さに何度も感動。心の病という一種狂気めいた感情や表情や言動と、妻や母親らしい一面が表裏一体となってリアルさを生む。妻を懸命にささえる夫、無意識に母親をかばう子供たちにも心を打たれる。これはもう演技とは思えない。

こわれゆく女 [DVD]

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