地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『淑女は何を忘れたか』(小津安二郎/1937/松竹)

栗島すみ子、吉川満子、飯田蝶子の女3人ならではの井戸端会議の楽しさ、桑野通子の奔放で小生意気な面白さ、帽子にトレンチコートに身をつつんだ格好良さ、見ていて素直に楽しい素敵で軽妙でお洒落な喜劇。「ばか、かば」かわいい台詞の数々。シンプルなストーリーにひとりひとりの登場人物が際立つから面白い。今も昔も変わらない夫婦の情景に幸福な気分になる。上手な映画。

小津安二郎 DVD-BOX 第三集

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