地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


手塚治虫『どついたれ』

アップリカ(Aprica)をアプリリア(aprilia)と勝手に混同して両方とも外国のメーカーだと思っていて、アップリカて(バイクとか以外にも) ベビーカーも作ってるんだねえ、と家人に話をしたら(はずかしい会話)「え?アップリカて大阪の会社だよ?バイクてアプリリアじゃない?」と訂正された。アプリリアのことよりもアップリカて大阪の会社だったことに衝撃を受けていたら(そういえば大阪の百貨店にはどの地域よりもやたらとアップリカ製品があるけれど)家人が手塚治虫『どついたれ』を持ってきてくれた。『どついたれ』はアップリカ葛西の創始者・葛西健蔵がモデルになっている話。へーと思いながら読んでいるとこの作品は未完で終わってしまっていた。えー!


たまたま先週のNHK連続テレビ小説芋たこなんきん』の中で、昭和20年6月1日の大阪大空襲で福島区のあたりが全滅したというくだりは『どついたれ』の中の阪急百貨店も焼けてしまって鶴橋のあたりはどうの、とかなんだか話が繋がっていく不思議な感覚に(実話ベースだから当然繋がるのだけどなんだかちょっと不思議な気分)。