地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ラスト・ショー(The Last Picture Show)』(ピーター・ボグダノヴィッチ/1971/アメリカ)

ジェフ・ブリッジスが若い。何もないテキサスの田舎町。夢のような日々を一生胸にとどめる男。前半は若干だれるけれど、後半の心情的な切なさに青春の終わり、夢の国アメリカの行く先を重ねる。閉館される映画館の最後の上映は西部劇『赤い河』(ハワード・ホークス/1948/アメリカ)。『赤い河』の内容を詳しく知っていたらもっとよかっただろうと思う。