地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


私の人生にはどれほどたくさんの駅があることだろう


選挙に行ったあと、マンションギャラリーへひやかしでいってみる。福島区に建つ某高層マンション。駐車場は30階以上の住人は1-2台確保されているけれど、30階以下の住人は抽選。エレベーターも30階以上の住人でないと景色が見えるエレベーターに乗れない。30階以上は「社長か医者か」しか住めないらしい。差別マンションだけどモデルルームはいたって普通。

今日もうつほさんの日記で見たお店へ。靱公園の近くにできた「ピアノピアーノ」でお茶とケーキ。中はみんなでお茶(お酒)というより、ひとりもしくはふたりで入る感じの席。ホイップクリーム付きのカプチーノおいしかった!ブレンドコーヒーが300円てとても安いので再利用確実。

週末映画はしばらく成瀬巳喜男。映画『めし』(成瀬巳喜男/1951)。大阪が舞台ということで見てみたかった作品。原節子主演。結婚5年目の夫婦の倦怠期。昭和26年、男も女も、夫婦はいつの時代も変わらない。品があってうつくてとても庶民には見えない原節子が普通の主婦を演じる"究極の生活感"。その生活感はディテールに至るまでリアルに作った美術の中古智によるもの。単調な毎日から生まれる妻の不満や不安、夫への嫉妬をこんなに上手に表現する監督を知らない。