地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


変身の内容を得るための動機付け

中之島にある国立国際美術館で「転換期の作法-ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術」という展覧会が8月2日-10月10日まで開催という情報をid:ununさん(ゆらゆら大陸)のところで知る。時々国立国際美術館の前を通るのに知らなかった・・・。そこでヤン・シュヴァンクマイエル、イジ−・トルンカ、ブジェチスラフ・ポヤル、ズデネック・ミレルらのチェコアニメを上映するらしく、たぶん見たことあるけど美術館で見るのもなんだか感じが違いそうで行ってみたい。展覧会自体も面白そう。

映画『修羅雪姫 怨み恋歌』(藤田敏八/1974)。修羅雪姫シリーズ第二作目。明治の革命の渦に巻き込まれる雪。母親の怨念をはらした後は反体制側として公安に因果応報。藤田敏八の意図なのか、一作目より描写がエグイ気がする。拷問の挙句ペスト菌を注射し、高熱と寒気と皮膚の変色で死にゆく様を長々と映す。そのペストで死んでしまった男の妻は気がふれて仇の目に小刀を突き刺す。突き刺しながらわめくシーンがまた長い。面白くないわけではないけれど圧倒的に一作目のほうが面白い。