地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ゆうべ月から落ちてきた人のような君

ハービスエントに行く。用事のついでにはじめて WR に入ったのだけどイーリーありA・F・ヴァンデヴォストありでちょっとステキかもーと(心の中で)はしゃぐ。セール品を買おうか悩んだけれどやめた。自制心が出来たきたみたい。

『やさしい嘘(Depuis qu'Otar est parti...)』(ジュリー・ベルトゥチェリ/2003/フランス)という映画の紹介を少し前雑誌で見たとき、見てみたいなあとぼんやり思っていたのだけどイオセリアーニの助監督が作った映画て今日知って(あとで調べたらキェシロフスキの助監督でもあったみたい)、なんだかますます見たくなってきた(公開終わってるけど)。あ、原題の「オタールが出ていってから」という意味は主人公の名前と(オタール・)イオセリアーニをかけてるのね、とかひとりで少し興奮。あ、でも、フランス人でよくある名前なのかな・・・

映画『幸福の鐘』(SABU/2002)。寺島進のたたずんでいるだけでかもしだされる哀愁感、板尾のまじ演技、篠原涼子のけだるさ(地?)。SABU監督の良さはテンポの面白さ。寺島進はゆっくり歩く。ひたすら歩く。歩きながらいろんな形の不幸や幸福に出会う。不幸とは。自分にとっての幸福とは。何かを与えられたり示唆されたりするのではないところが、ちょうどいい。