地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


あなたの目に眠りを 胸には安らぎを

ハリーハウゼンが面白い。

映画『アルゴ探険隊の大冒険(Jason and the Argonauts)』(監督 ドン・チャフィ/特撮 レイ・ハリーハウゼン/1963/イギリス)。ギリシア神話に登場する神々が人間界の様子を見ている。巨人タロスが動き出す姿に感動。そのほか鳥人間ハーピー、九頭の竜ヒドラ、手作り感覚のハリーハウゼンのダイナメーションはどきどきして楽しくなる。骸骨の剣士と人間の絡み合いはいったいどうやってるんだろうと思うし、いまいち恐ろしくない地獄の使者の愛らしさ。ハリーハウゼンの手法を活かすストーリー。CGのない時代の映画と今のCGを活用した映画。どちらがどうではないけれど、わくわくするのはハリーハウゼンの方。

映画『地球へ2千万マイル(20 Million Miles to Earth)』(監督 ネイザン・ジュラン/特撮 レイ・ハリーハウゼン/1957/イギリス)。ハリーハウゼンのモノクロ最後の作品。ぷにぷにしたゼリー状のものから金星竜イミーアが産まれ、目を開けるとまぶしそうにする姿にきゅんとする。芸がこまかい。像とイミーアが一騎打ちするダイナメーションはすごい。歴史的建造物であるローマのコロッセウムで大暴れ。人間達もバズーカ砲を打ちまくり。ハリーハウゼンがローマを舞台に恐竜を暴れさせたかったと思われる作品。意味のない大佐と女医のロマンスが間が抜けていてステキ。

お休み中に帰省。いくらや明太子や鯛やまぐろでいっぱいの手巻き寿司やジューシーで肉厚のうな丼をお腹いっぱい食べてきた。大阪では見当たらない食品(味噌煮込みうどん、宮きしめん、つけてみそかけてみそ等)をスーパーに寄って買ってきた。当たり前のように家で食べていたみそ煮込みの美味しさをあらためて実感。讃岐うどんよりきしめんが好き。3日連続で食べてしまった。