地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち(Pina)』(ヴィム・ヴェンダース/2011/ドイツ、フランス、イギリス)




先週の土曜日、劇場で3Dメガネかけて観賞してきました。予告編を見て楽しみにしてたけど、期待を裏切らないすばらしい作品でした。


2009年に他界した舞踊家ピナ・バウシュ。そのピナ・バウシュが芸術監督を務めたヴッパタール舞踊団の「カフェ・ミュラー」「春の祭典」「フルムーン」「コンタクトホーフ」の4つの舞台を軸に様々なロケーションでダンサーたちが踊ります。エレベーター、小川、工場、高架の下、モノレールの中。大きな岩や大量の水、砂を持ち込んだ舞台装置もおもしろい。"強くてはかない"ピナ・バウシュの踊りは痛々しいくらい感情豊かで美しすぎて、この美しさを目の当たりにしていることに涙が出ます。生の舞台にはかなわないだろうけど、3D映像でしか見られない角度やその3Dとダンサーの踊りがかみ合ったときの臨場感や息遣いはすばらしく感動的。


コンテンポラリーダンスのおもしろさを十分に引き出している傑作かつ快作!