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地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


NHKハイビジョン『ピナ・バウシュ 演出・振付「オルフェウスとエウリディケ」』

パリ・オペラ座バレエ団による、ピナ・バウシュ演出・振付「オルフェウスとエウリディケ」を見てみました。

見たり聞いたりしていいなと思ったものはすごく見聞きした時期に左右されるんだけど、ピナ・バウシュはまさにいまやっとすごいと思えました。というか、こうして2時間にまとめたピナ・バウシュの作品をじっくり見たのは実ははじめて。コンテンポラリーに限らずダンス全般に疎いけど、もっといろいろピナ・バウシュの作品を見てみたいなーと思いました。今度はストーリーを排除したようなさらに前衛的な作品を見て、ガツンとやられたい。

そもそもパリ・オペラ座バレエ団のダンサーがものすごい上手だというのもあるんだろうけど、人間の身体の動きからこんなに感情や言葉が豊かに溢れてくることに驚きます。感情や気持ちがあまりに強くて見てると巻き込まれるような錯覚に陥るので、会場で見てるお客さんは私がテレビで見る比じゃないくらいの圧倒的な感情の渦を感じるんだと思う。ストーリー自体がおまけみたいな感じ。感極まるのは完璧な踊りと容赦ないパワー。指先まで優雅な人間の動きてうっとりするよー。

ピナ・バウシュ―怖がらずに踊ってごらん (Art edge)

ピナ・バウシュ―怖がらずに踊ってごらん (Art edge)