地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』ラヴ。
文系家人と10歳と6歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『にあんちゃん』(今村昌平/1959)


今村昌平 DVD Collection にあんちゃん

今村昌平 DVD Collection にあんちゃん


昭和28年九州佐賀。炭鉱で働いていた父親が亡くなってしまい残された4人の子供たち在日朝鮮人の極貧生活。人としてほとんど底辺での生活で兄弟は散り散り。でもセンチメンタルにならない程度にみな兄弟のことを思い暮らしています。人間が生きること、エネルギーにあふれた人物描写で当時の生活の苦しい人々を描き出します。兄弟のなかでいちばん前向き思考のにあんちゃん高一の頼れる兄貴らしさはすがすがしくて格好いい。あんちゃん長門裕之も若々しい。しかし殿山泰司はいつ見ても殿山泰司でいったい何歳なのか年齢不詳……。


実話を基にしてるんだけど、結局この兄弟の末っ子の末子(映画の基となった日記を書いた人物)は早稲田大学へ進学、にあんちゃんは慶応大学へ進学したらしく、どん底からそこまで這い上がった彼らの反骨精神はすごい。


にあんちゃん 十歳の少女の日記

にあんちゃん 十歳の少女の日記