地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『キプールの記憶(Kippour)』(アモス・ギタイ/2000/イスラエル、フランス、イタリア)

アモス・ギタイが実際に経験した第4次中東戦争(ヨム・キプール戦争)の体験をもとにした、ハードルとレベルのかなり高い作品。中東問題について、パレスティナとイスラエルの関係について、一定の知識が必要。起承転結のあるストーリーではなく、戦場でのワンショットの長回しが続く。おそらく見たことのないタイプの"戦争映画"で、全編にわたりすごい映像で、すばらしい作品なんだと感じるけれど、アモス・ギタイを見るには私のレベルが低すぎて目の前の映像に追いついていかない。