髙田郁『あきない世傳 金と銀(6) 本流篇』
室町時代の本ばかり読んでるけど、あきない世傳の新しい刊も読まねばならぬので江戸時代へ。
五鈴屋のある大阪天満周辺の地図を思い浮かべて、リアル大阪と交差させて楽しく読んでたけど(時々登場人物と時代を超えて地図上ですれ違うのが楽しい)、今回は江戸店出店までの話。江戸の地図も好き。捕物帳の親分も居酒屋の女主人も、いろんな江戸小説の地図に五鈴屋江戸店も加わるという、なんという贅沢!
みおつくしみたいに、御膳奉行の小野寺(やはり妄想上も森山未來)的な役割のキャラがいるといいのになーと思います。幸があまりに主人公すぎて、前の巻で智蔵が死んでたのを忘れてたよ……
読みやすいのですぐ読めてしまい、なんで東山文化の本にあんなに時間がかかってるのかわからないー