地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『桃(タオ)さんのしあわせ(桃姐)』(アン・ホイ/2011/中国、香港)


住み込みの家政婦として60年勤めた桃さんが脳梗塞で倒れ、その家の息子であるアンディ・ラウが献身的な介護をする様子を淡々と映し出します。


久しぶりに見たアンディ・ラウがとてもよかったです。(かっこいいけど)二枚目役ではなく、気持ちが優しくて真摯な態度の似合う男性。桃さん演じるディニー・イップもよかった。ディニー・イップの表情ひとつで胸が痛み、うれしくなる。