地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『害虫』(塩田明彦/2002)

害虫 スペシャル・エディション [DVD]

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塩田明彦てなんかすごくよかったのあったなーと記憶の奥から出てきたのは男の子の友情を描いた『どこまでもいこう』(1999)。このインパクトがあったせいで塩田明彦はたぶんこの先ずっとイメージがいいと思う。


13歳の少女を演じるのは宮崎あおい(当時15歳)。同級生に蒼井優。どちらも幼くてかわいい。蒼井優はスクリーンを通すとほんとにかわいい。ついでにこの頃の蒼井優は完全に棒読みでなおかわいい。宮崎あおいと恋愛関係にあった小学校の時の教師に田辺誠一、ラブホ前で誘われるのは大森南朋、喫茶店で怪しい話をもちかけるのは伊勢谷友介。音楽はナンバーガール。前情報なしだったのでどんどん出てくる豪華俳優陣に驚いた!


害虫というタイトルが主人公自身を指しているのがつらい。少女はなにもしてないのに周りが彼女によって破滅していく感じ。過度に抑圧された演出は好みだなー。


どこまでもいこう [DVD]

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