地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


やまだ紫『性悪猫』を読み返す

性悪猫 (やまだ紫選集)

性悪猫 (やまだ紫選集)


猫を飼い始めて猫の読み物に目がいくようになりました。


本棚にあったやまだ紫『性悪猫』。家人が先に読んでたのをそのまま手に取って読み返してみると、これが大変すばらしい漫画だと再確認してやっぱり心に沁みました(※2009年のエントリ→http://d.hatena.ne.jp/chim/20091014#p1)。孤高のやまだ紫の漫画は、漫画というより芸術の域。


実際猫が身近にいる生活をしていると、猫の身体のしなやかさや筋肉の描き方が上手なことに気づきます。座ったときにどの部位が盛り上がるとか、何匹もの飼い猫と暮らしていた彼女がさらさら描く絵の中に猫への深い愛情を感じます。