地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『女と男のいる舗道(Vivre sa vie: Film en douze tableaux)』(ジャン=リュック・ゴダール/1962/フランス)


女と男のいる舗道 [DVD]

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こちらも前回観たのは10年以上前。


またも美しいアンナ・カリーナ主演。アンナが映画館でカール・ドライヤー『裁かるゝジャンヌ』(1928)を観て、ルイーズ・ルネ・ファルコネッティの涙を落とすショットとアンナ・カリーナの涙を落とすショットを交互に見せる名シーン(横にそれるけど、ジャンヌ・ダルク物ではファルコネッティのジャンヌ・ダルクは他の追随を許さないほど圧倒的でその他が軽く見えすぎる)は有名だけど、ミシェル・ルグランの曲にあわせてアンナがダンスするシーンも好き。



ちょっとへんな画面構成もカット割りも楽しいゴダール観賞。歳を重ねるといいところがどんどん見えてくる。