地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


クロード・シャブロルについて


不完全さの醍醐味 クロード・シャブロルとの対話

不完全さの醍醐味 クロード・シャブロルとの対話


ここ最近シャブロルの映画をちょくちょく見ているけど、見るたびにシャブロルのサスペンスはすごいなすばらしいなと思います。


大人で落ち着いていて上品で破綻することなく最後までミステリアス。余韻の残し方がものすごく上手。映画らしい映画でとてもすてき。ヌーヴェルバーグの映画人のなかでシャブロルは埋もれがちだけど、ここにきて私のなかでシャブロルがガツンときてます。トリュフォーより断然好き。若い頃はトリュフォーが受けやすくて、歳を重ねるとシャブロルの良さが際立つような。どちらも相当フランス的なんだけど、シャブロルの円熟加減がたまりません。


もっといろいろ見てから上記の本が読みたい。