地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー(En karlekshistoria)』(ロイ・アンダーソン/1970/スウェーデン)



初公開時の『純愛日記』という邦題から時代を経て『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』というオシャレな邦題に改められてリバイバル。14歳の少女と15歳の少年の甘酸っぱい青春ラブストーリー。純愛だけど北欧ゆえ即エッチ。が、(北欧代表の)カウリスマキのような閉塞感もあるし閉塞感ゆえのちょっと気がおかしい大人たちに囲まれて少年少女が単にいちゃいちゃしてるという不思議な映画。ラストに向かえば向かうほど、少年少女のキラキラぷりとくすぶってる大人たちのコントラストが激しくておかしなことになって、そもそもこういう映画だと思ってなかったのでこのヘンさはおもしろかったです。


主人公の男の子はあえておサルさん系なのかもしれないけど、友人のなかにビョルン・アンドレセン(久しぶりに見た!)がいるのになぜおサルに一目ぼれ……。美少女アン=ソフィ・シーリンの足長とおサルさんの胸の位置の高さにはほれぼれします。