地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


こうの史代『この世界の片隅に』



こうの史代がすごい。


夕凪の街 桜の国』もよかったけど、『この世界の片隅に』もすばらしい。ゆっくりゆっくりかみしめて余韻を感じて読みたい漫画。『夕凪の街 桜の国』は広島の原爆投下をテーマにして過去と未来の話を描いたけど、この作品は広島の原爆投下前、軍港・呉での18歳で嫁いだすずの日常をメインに描いた作品。一話一話のタイトルの「昭和○年○月」という形式が、淡々と「昭和20年8月」に向かってゆっくりカウントダウンが進み、あるべき悲惨な事実が近づいていくにしたがって緊張が増していきます。


ものすごい。なんてやさしくてうつくしい漫画。


8/5に日本テレビでスペシャルドラマ放送。すず役は北川景子(ちょっときれいすぎる)、周作役は小出恵介。見るー。