地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


貸本喫茶ちょうちょぼっこの真治彩さん編集発行のミニコミ『ぽかん』01号



『ぽかん』01号 小特集「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」
http://www006.upp.so-net.ne.jp/pokan/


貸本喫茶“ちょうちょぼっこ”の真治彩さんが編集・発行しているミニコミ。いろんな方が文章を寄せている気持ちよく力の抜けたすてきないい読み物冊子です。ミニコミではちょうちょぼっこメンバーのみなさんの文章も読めるんだけど、ちょうちょぼっこのいい雰囲気そのままの肩に力が入ってない感じいいなー好きです。


小特集の「ハロルドとモード 少年は虹を渡る」というハル・アシュビー監督の1971年公開のアメリカ映画、ぜんぜん知らなかったんだけど見たくなります。伊藤久美子さんによる「ハロルドとモード」紹介文もよかったけど(あとの項の映画紹介ページおもしろいです!)、ラストをかざる堀部篤史さんのこなれた文章はさすがお上手。堀部さんみたいな男女問わず引き付ける文章てセンスだよねー、と帰宅した家人に話してしまいました。あ、そうそう、宮田裕基さんという方が紹介されてる庄野潤三『夕べの雲』、武田泰淳『目まいのする散歩』、正岡子規『飯待つ間』という本が読みたい。


いろんなことを考えながら楽しく読めました。こっそりミニチムも載ってます。


夕べの雲 (講談社文芸文庫)

夕べの雲 (講談社文芸文庫)

目まいのする散歩 (中公文庫)

目まいのする散歩 (中公文庫)

飯待つ間―正岡子規随筆選 (岩波文庫)

飯待つ間―正岡子規随筆選 (岩波文庫)