地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


TOHOシネマズ梅田に『借りぐらしのアリエッティ』(米林宏昌/2010)を観に行きました


床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)


ぜんぜん産まれる気がしないので、レディースデイ1000円で映画見てきました。


ほんとはシネ・ヌーヴォで森繁久彌の追悼特集内『猫と庄造と二人のをんな』をちょうど今日やってて観たかったんだけど、時間的にちょっときついのであきらめました。TOHOシネマズなんで『告白』も観てみたかったけどとりあえず『借りぐらしのアリエッティ』。


原作は児童文学「床下の小人たち」。人間の生活用品や食糧を少しずつ借りて暮らしている床下の小人たちのお話。画面を見るとそこにはジブリらしい風景が広がっていて、雨粒が葉っぱに落ちる音だとか、レンガがこすれたりカップにお茶をそそいだりドアを開ける音、そういう細かい音をひろった強調は私は大好きで、ジブリの魅力。少年の声を神木隆之介くんがやってるんだけど、だんだん神木くん本人とかぶってきてキュンキュンしました。病弱な美少年というは設定ずるいけど好き。アリエッティが人間の少年ではなくスピラー(声優は藤原竜也)とちょっといい感じで終わるラストはさわやかでいい感じ。