地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


ミニコミ「murren(ミューレン)」vol.5 "山の音"&vol.6 "冬のみどり"


以前の日記にvol.4のことを書いたけど(http://d.hatena.ne.jp/chim/20090403/p4)、そのあと手に入れてなかったvol.5とvol.6。山や自然のことをテーマにしたミニコミなんだけど、このミニコミはなんてすばらしいのー。だいすき。レベルの高いミニコミは数あれど「murren」のような見てよし読んでよし持っててうれしい、こんなヒットはなかなかないです。ここに紹介されている本やCDなんかも欲しくなってきて、こういうつながりがまたうれしい。


今回はvol.5でODBOXの渡辺健一さんが書いてるコメントにぐっときました。

山に行くときはフィールドレコーダーで音を録っていて、草原を踏む音とか、鍋がぽこぽこいう音とか、あとでなんでもないときに聴くと、意外といい。僕は音楽もメロディよりリズムを聴く方が好きで、だから足音とか雨とか風とか虫とか、そのときの状況で変わる音がすごく好き。決まり切ったものよりも決まっていないもののほうがおもしろい。音自体に目新しさはなくても、山の音は量が大きいし、音圧を感じる。山ではいつもそうやって耳をこらしながら歩いている。


ときめきました。私も渡辺さんのように山歩きしたい。むしろ渡辺さんと歩きたい。そしてフィールドレコーディングしたい。


あとvol.6の山ガールファッション(こんな名前ではない)の見開きのページも心が躍ります。ああ、これ着て山に行きたい。画像そのまま出てこなかったけど(そのうえ画像があまりかわいくないけど)、KINのグレーのロングパーカーに、コロンビアのダウンは黄緑、ノースフェイスのダウンブーツは白、ウォッシュンメイドのジャガードレギンスはオリーブ色(妄想中)。カタチから入ります私。



すっかり感化されてミニチムといっしょに津田貴司『湿度計』(STARNET MUZIK/ZN-1115)をネットで聴いて癒されつつ、『アルプスのきょうだい』が欲しいかどうかという話をしました。


STARNET MUZIK 014 湿度計

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アルプスのきょうだい (岩波の子どもの本)

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