地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『ペルセポリス(Persepolis)』(マルジャン・サトラピ/2007/フランス)

少女時代をテヘランで過ごした監督マルジャン・サトラピの自伝アニメーション。主人公マルジをキアラ・マストロヤンニ、マルジの母をカトリーヌ・ドヌーヴという豪華リアル親子が声をあててるのがまた楽しい。抑圧された激動のイラン真っ只中にいた反抗心たっぷりの思春期の少女を通して見るテヘランの市井の様子、イラン人としての少女の留学先での居場所のなさ、戦争や革命をどんなに詳しく描いた実写映画より心をついて切なくなって涙が出ました。日本人には描けないストーリーもアニメーションもものすごく上手。

ペルセポリス [DVD]

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ペルセポリスI イランの少女マルジ

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