草も石もすべてが私の視線の下で火と燃える
金井美恵子の本をぼんやり読んでいたら、オリヴェイラの『家宝』を見ての感想が書いてあって、
・・・まあ、95歳のマノエル・ド・オリヴェイラの映画が、若い日本の女性の映画観客に簡単に理解されてしまうとしたら、そっちのほうが異常というものだろう。ペドロ・アルモドバルの『トーク・トゥー・ハー』でも見て、愛するとはどういうことか、愛の二面性の怖さ、などと考えたりして涙してるのがふさわしい。(続く)
と超厳しいんだけれども、あ、そこでアルモドバルが出てくるんだと、ふうん、と思うと同時にちょっと考えた。理解してるかどうかは別にしてオリヴェイラの『家宝』はすごく好きな映画で、アルモドバルの映画もたぶん映画ファンの間では評判のいい作品なんだろうけど私には案外どこかなじめなくてそれがなんでかは分からないけど正解不正解があるから?とか思ったりして、でもアルモドバルて理解しやすいんだろうか、とぐるぐる頭の中でまわる。
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