地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


『水の中のナイフ(Noz W Wodzie)』(ロマン・ポランスキー/1962/ポーランド)

当時28歳のポランスキーが祖国ポーランドに残した唯一の長編処女作品。見ている間、ベルイマンの『ペルソナ』や『不良少女モニカ』なんかの映画を思い出した。登場人物は倦怠期の夫婦と行きずりの若い男の3人。ベルイマンを持ち出すのは褒めすぎなのかもしれないけれど、そのくらい絵になるシーンが多かった。ヨットの上という隔絶された空間のなかでの3人の微妙な気持ちの揺らぎ。28歳でこんな映画を撮ってしまえるのがすごい。

水の中のナイフ [DVD]

水の中のナイフ [DVD]


仮面/ペルソナ [DVD]

仮面/ペルソナ [DVD]


不良少女モニカ [DVD]

不良少女モニカ [DVD]