地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


生まれるのはやさしいが、人となるのはむずかしい。


今季よりスタートした Optitude のオリジナルブランド"LyricisM (リリシズム)"。ふわふわ少女系で好み。大阪にもどっかに置いてあるのかなーと思って検索してみたけどない。そもそもそういうページがない。 "LyricisM"すら出てこない。くやしい。どこにあるんだろう・・・。

"立教ヌーヴェルヴァーグ"て言葉をはじめて見た。Wikipediaによると「1980年前後に活動した、立教大学の自主映画制作サークルのパロディアス・ユニティーのメンバーおよびその一連の動向のこと。黒沢清万田邦敏塩田明彦青山真治周防正行等がいる。元々個々人は大学入学前から映画に親しんでいたが、当時立教大学の講師で映画論の講義を受け持っていた蓮實重彦の絶大な影響を受け、単なるサークル活動を超えた一定の党派性を持った活動を行っていた。」とのこと。蓮實先生かあ・・・。

映画『ろくでなし』(吉田喜重/1960)。木下恵介監督の助監督を勤めた吉田喜重の監督デビュー作(当時27歳!若い)。吉田喜重は厭世的な若者を決して否定しない。結局は大人の言う通りの「ろくでなし」として生きてしまう。根っこの部分で他人に依存・固執・反発してしまう男の弱さ?若者と大人、いいか悪いか、金があるかないか。『勝手にしやがれ』に似たラストシーン。けれど吉田喜重ゴダールを見る前にこのシナリオを書いたとか。詳細は謎。これが『秋津温泉』につながると思うと見甲斐がある気がする。

ところでこの作品の主演・津川雅彦がものすごい若い。(『青春残酷物語』に主演していた時も思ったけれど)川津祐介も若い。ふたりとも男前。若いころこんな役をしてたんだなー。


ろくでなし [DVD]

ろくでなし [DVD]