地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


地獄に燃えているのは否定なのだ


南フランス・トゥールーズ近郊の名物料理"カッスーレ"に興味。乾燥白インゲン豆を一晩水で戻し、豚肉と鴨肉に塩を振ってポリ袋に入れ冷蔵庫で一晩おき、鍋に白インゲン豆・タマネギ・ニンニク・セロリを入れて1-2時間煮込む。さらに豚肉・鴨肉・ラード・タイムを入れ約2時間。グラタン皿に入れて焼き色がつくまで焼いたらできあがり。というとっても手間のかかる料理。もともとは白インゲン豆と鴨肉を入れた鍋を暖炉の前に一日中置いておくと夕方にはできあがっている、というのんびりした家庭料理。そういうのっていいなあと。

映画『シリー・シンフォニー物語(The Story of the Silly Symphony)』(クライド・ジェロニミ/1955/アメリカ)。短編ミュージカル・アニメーション・シリーズ「シリー・シンフォニー」について、ウォルト・ディズニー本人が各作品の解説を行う。音楽とのシンクロの面白さは抜群。秀逸だったのは「花と木」「風車小屋のシンフォニー」。たった数分の作品に息つくヒマもない愉快さと緊張感と幸福感。アカデミー賞短編アニメ映画賞に輝く名作が続々と紹介される贅沢な作品。

映画『ドナルドダック・ストーリー(The Donald Duck Story)』(ジャック・ハナー、ロバート・フローリー/1954/アメリカ)。ダック・ボイスのドナルドダック生誕秘話についてウォルト・ディズニー本人が作品の紹介を行う。この作品でドナルドダックは声が先にあったことを知った。キャラクターは声にあわせてアニメーターが創り出したとか。ミッキーマウスもそうだけどドナルドダックも案外性格が悪かったりして、そのいたずらぷり・デフォルメされた動作が楽しい。