地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


正確で真率であれ


昨日近くを通ったついでにお茶した中之島の graf media gm で陶芸作家・伊藤利江さんの「Rie Ito : flowers」展を見た。その陶器の「花」のモチーフに一目ぼれ状態。いいなあ、渋さとかわいさを兼ね備えたその愛らしさ。今まで何度も見ていた「鳥」のオブジェもその「花」と一緒に並べたら・・・と妄想。陶器の質感てすばらしい。ショールーム内で見ていた河井寛次郎の赤と青の装丁の本もいいなあ。

映画『モンスター(Monster)』(パティ・ジェンキンス/2003/アメリカ、ドイツ)。シャーリーズ・セロンの変貌ぶりがすごい。13kg増やした肉体の脂肪と義歯をつけた歯並びの悪さ、乱暴な言葉遣いは知ってる美しいシャーリーズ・セロンとは別人。体当たり演技に唖然。レイプ、レズビアン、そういったものが絡んだ映画は悲しい結末が多い。ところで使われてる音楽のセンスにも唖然。近年まれにみるひどさ。

映画『パリの旅愁(Paris Blues)』(マーティン・リット/1961/アメリカ)。デューク・エリントンのジャズをベースに、ルイ・アームストロングやダイアン・キャロルがゲスト出演。ルイ・アームストロングのトランペットの演奏シーンがいい。アドリブも顔もいい。全編ジャズが流れて、若かりしポール・ニューマンとかわいいジョアン・ウッドワードが恋をして、なかなか楽しい映画。でもパリが舞台なのにみんな英語。アメリカ映画だなー。