地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


私の窓を通り過ぎる雲はブルターニュから来るのだ。


みつばちトート+福田里香 布芸展』。民芸好きの家人と京都・恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェールへ。以下みつばちトートより抜粋"料理研究家の福田里香とwebでトートバッグを製作・販売するみつばちトートによる布物プロジェクトです。テーマは民藝。今回は、青森県弘前市に伝わる民藝運動ゆかりの刺繍「こぎん刺し」を使ったオリジナルバッグ展です。麻布に木綿糸で刺繍するこぎん刺しは、知られざる日本のリネン文化。Yen Wareの器、民藝の旅をまとめた小冊子なども販売予定です。"

保温と補強のために麻の布地の要所要所に木綿で刺子を施した幾何学紋様の「こぎん刺し」は手作り感あふれていてスローな雰囲気できれいでなおかつかわいい。『布芸展』はなかなか楽しくて福田里香さんと束松陽子さんのミニコミ・民藝旅行記冊子「来森手帖」(40P/900円)「来鳥手帖」(32P/800 円)を購入。民芸運動について書いた雑誌や特集は数あれど、こんなに"かわいく"まとめた冊子に拍手。初心者の私でもいろいろ興味が広がる内容。鳥取にも弘前にも行きたい。ちなみに籠バッグはものすごくかわいかったけれどかなりいいお値段だった・・・。

一乗寺まで来たので近くの天然酵母パン屋さん「東風」へ。小さくてかわいらしいまるっこいパンが並んでいる店内で何個か買う。さっそく焼きたてのレーズンパンをいただくとおいしい。表面ぱりっと中もちもち。移動してランチに目をつけていた鴨川近く荒神口のパン屋さん「hohoemi」へ。するとカフェは去年にやめてしまったそうで(持ってた情報が古かった・・・)またもパンだけ買う。ついでにベーグルも(楽しみ)。

結局ランチは京都芸術センター内にあるマエダコーヒー明倫店へ。そういえばまだ家人が京都にいたときにここでお茶したなーなんて振り返ってみる。ここは濃いめの珈琲だったのを思い出した。

帰って家人と話していると中之島のリーガロイヤルにバーナード・リーチのデザインした「リーチバー」なるものがあると言う(前も私に言ったそうだけど覚えてなかった)。店内は河井寛次郎や棟方志功の民芸品も並んでいるそうで、行きたいねー!と検索してみると"基本的なコンセプトは、当時の社長山本為三郎氏と日本民芸の先駆者・柳宗悦氏によって練り上げられたもの"と出てきてわーすごーい、と盛り上がったけれど、さすがにリーガロイヤルのなかのバーだけあって高い・・・。でもいつか行ってみたい。家人につられていいねーと言っていたほそぼそとした民藝熱が開花中。