地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


魔法のランプの巨大な力を理解していない。


朝は『H&L BAGELS』の鮭茶漬けベーグルとクランベリー&イチジクベーグルにレタスとハムとスクランブルエッグをサンド。おいしーい。鮭茶漬けベーグルからほんとに鮭茶漬けの匂いがする。クランベリー&イチジクベーグルもしっかりクランベリーとイチジクが入っていて濃厚。相変わらず生地がおいしい。いいなあ『H&L BAGELS』。

お昼から少し出かけたついでに堺筋に近い船場の雑貨屋さん『souvenir du monde』に寄ってみる。どこかの店に置いてあったショップカードを見たからなんだけど、そもそもここを覚えていたのはショップカード上ですごい綴りの間違いをしていたので印象深かった(フランス語じゃなかった・・・。でも今日行ったらショップカードの綴りは直ってた)。というか『souvenir du monde』という名前自体フランス語で文法上ありえるのかフランス語初心者の私には大真面目に疑問(だれか教えてください)。ここは今はなき扇町ミュージアムスクエアにあった『souvenir』という雑貨屋さんの店長さんがやっているとか。品揃えはなかなかかわいくて安くてシンプルなものも多いので使えそう。サツマイモを入れておく赤いネットを購入(いま家には大量のサツマイモがある)。

そういえば少し前に西区の『Nature's Calling』というカフェ&ダイニングの前を通ったときに家人が「えっ」と驚いていたので聞くと「・・・おしっこ行きたい、て意味だよ」と教えてくれた。えーそうかーそう言われるとそうとれるけど、そうなんだーとちょっと私も驚いた。いろんな名前のお店があるなー。

家人の「肉が食べたい。ステーキ!」という肉リクエストで夜ごはんはステーキ丼。少し食べたところで肉に飽きてくる。なんだか最近肉を欲していない。もう体の衰えが? 家人はしっかり2人前くらい食べて満足していた様子なのでよかった。

映画『晩菊』(成瀬巳喜男/1954)。芸者上がりの中年になった女たち。金貸し業をして女中と二人暮しだったり、子どもにお金をもらっていたり、女の人生は様々。始終愚痴を言い合って噂話をしてお金の話をして、そういうなんでもない日常のやりとりにささいな事件があり、また日常に戻る。女たちの会話で成り立つ作品のこのなんでもない会話と事件すべてが面白い。たまたま『晩菊』の前に『お吟さま』で有馬稲子を見たけれど、若さもあるだろうけれど『晩菊』の時のほうが美しくかわいくちゃっかりしたモダンガールで魅力があった。