地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


「私が癒ったら」という文句で始まる幸福の物語


イーリーキシモトの靴下とTOGAのジャケットを購入して散財(おもにジャケットで)。わあ貧乏になった。

週末はベーグル屋さんを求めて。うつほさんに教えていただいた玉造にある『H&L BAGELS』。お買い得のベーグルサンドとポテトと飲み物のランチセット700円。家人はクロックムッシュ系、私はれんこんとしめじのサラダ系。鮭茶漬けベーグルとクランベリー&イチジクベーグルと紅いもあんベーグルも買う。イートインもできたけど、ここもちょっとなかなかスペースが小さすぎて (『4th Street Bagel』より小さい)イートインはしにくかったので大阪城公園で外ランチ。家人は「いままで食べたベーグルでいちばん好き」と言っていた。私も『H&L BAGELS』のベーグルはかなり上位ランク。小ぶりで上品でちょうどいいもっちり感。かなりおいしい。今度は(わりと行くのにベーグルがあることに気づかなかった)パンデュースのベーグルかな。

小学校時代の同級生から「今日は梅田に買い物に来た」とメールがあったのでお茶しに出かける。じゃあ待ち合わせは阪神百貨店で!と伝えたものの、いざ行くと阪神優勝セールでお店に入るのに長蛇の列。とりあえず無事会えてイーマのなかでお茶。ものすごい久しぶりで盛り上がって話しまくる(たぶん方言丸出し)。どうしてひとりでわざわざ梅田に買い物に?と聞くと「風水では今年は大阪の方面がいいの」と言う楽しい子。久しぶりに会えてうれしかった。

夜、昼間買った『H&L BAGELS』の紅いもあんベーグルを食べてみる。これがおいしい!和菓子と芋好きの私の心をぐっととらえ、あんこを包んだベーグルのもっちり感もプラスされて至福のおいしさ。すばらしい。

映画『ディズニーランド・ストーリー(The Disneyland Story: Tribute to Mickey Mouse)』(ロバート・フローレー/1954/アメリカ)。ウォルト・ディズニー自身が司会をする幻のTV番組「ディズニーランド」。何本か紹介するモノクロ作品のうちミュージカル・アニメーション映画「ファンタジア」もあり、なかなか面白いドキュメンタリー。

映画『お吟さま』(田中絹代/1962)。田中絹代が監督した作品で、出演者が有馬稲子高峰三枝子と成瀬組ということで興味があった。千利休の娘・お吟の悲恋を一途に描く。「吟の魂は右近さまに差し上げました恋の女のいのちでございます」とうやうやしく告白。登場人物それぞれが秘めたる想いを持ち、わびさびの物語なんだと思っていたら終盤、恋の炎は燃え上がり、死をもってしてつらぬく愛もあるのよ、とお吟は泣き崩れる下女に諭すのだけど、いつの間にそこまで達観したのかちょっといきなりすぎ。たった数分の岸恵子のシーンが印象的。