地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


フライとキャラメルの濃厚な匂い

アンドレイ・フルジャノフスキーの紹介文。「とにかくアート派、万年文学青年のイメージ」て面白い。一般的にモテない・ちょっと変わってる・社会的にうまく立ちまわれない代表格て感じ。でも案外付き合う女は切れないタイプかなー。フルジャノフスキーのことじゃなくて。

昨日は南船場に寄ったついでに mina perhonen のブーツを試履。すっぽり履くタイプで北の国の民族衣装かガンダムみたいな足になる。ソールもオリジナルで皮加工も特殊でかわいいはもちろんかわいんだけど7万以上するので試履のみ。スカートやワンピースやカットソーもかわいいけど普通の感覚だと値段は相場の2倍くらい?値段の設定が意味不明でせっかくかわいいのにスカート5万もしたらなかなか普段用にはなりづらい。今は mina perhonen は見るだけでなんとなく買う気にならない。あ、なんか書けば書くほど負け惜しみ?

シネ・ヌーヴォにて上映されているノルシュテイン特集上映のAプロへ。ビデオは持っていても『霧の中のハリネズミ』をスクリーンで見るのは実は6年ぶりくらい?とか考えていたらなんだかオバサンになったのかなあと時代を感じた。Aプロは下記。ノルシュテイン以外の上映が目当て。Bプロはノルシュテインのみなのでパス。

  • 『霧の中のハリネズミ』(監督・アニメーション:ユーリー・ノルシュテイン/1975)
  • 『キツネとウサギ』(監督・アニメーション:ユーリー・ノルシュテイン/1973)
  • 『愛しの青いワニ』(監督・ワジム・クルチェフスキー、アニメーター:ユーリー・ノルシュテイン/1966)
  • 『犬が住んでいました』(監督・エドゥアルド・ナザーロフ/1982)
  • 『お姫さまと怪人』(監督・エドゥアルド・ナザーロフ/1977)
  • 『ひとりぼっちのカバ』(監督・エドゥアルド・ナザーロフ/1975)
  • マルティンコの軌跡』(監督・エドゥアルド・ナザーロフ/1987)

ノルシュテインの『キツネとウサギ』(いつの間にカタカナ表記に?)は実はあまり覚えてなくて初めて見たみたいに楽しめた。私が好きなのは『愛しの青いワニ』と『犬が住んでいました』。『愛しの青いワニ』の醜いワニのけなげさと美しい牛のやりとりにときめいて切なくなる。ワニと牛の手触り感も好み。葉っぱがないからさようなら、と言われて、僕が葉っぱになるよ、と葉っぱになったワニ。これ以上のものを何かあげられる? 『犬が住んでいました』はナザーロフが国際的に高い評価を受けた作品。追い出された老犬のために、森で出会った老オオカミが家に戻れるよう手助けする友情の物語。ユーモアがあるのに胸が痛い。

そういえば今朝モーニングした近所の喫茶店でのお客のわがままぷりは目をみはった。そしてそれに動じない喫茶店のオバチャンの対応もすごかった。「ケチャップ入ったサンドイッチあるー?」「タマゴサンドにケチャップ入れましょか」。持ってきたサンドイッチにはタバスコが添えてあった。犬を連れたピンク一色の中年女性(ここは決してドッグカフェではない。でも犬は座席に座る)は「食パンのミミ切ってやー」と言う。アイスコーヒーを飲み終えたオバチャンが「バナナジュースちょーだい」と飲後?の飲み物を注文。なにここは。