地味な映画と地味な音楽が好き。
マノエル・デ・オリヴェイラ『世界の始まりへの旅』、
ビクトル・エリセ『マルメロの陽光』が好き。
文系家人と11歳と8歳の女の子2人、シャルトリューの男の子とひっそり暮らし中。


また灯りをつけてくれ。芝居はもう十分演じられた。


なんだか置いてけぼりな気分。

萩原朔太郎『猫町―他十七篇』の紹介文をどこかのHPで見てインターネットで『猫町』だけ読んでみた。倒錯したジャンキー短編読物でなかなか面白かった。物語は物語ぽいものが好き。現実逃避気味。

いろいろ映画を見ているといろんな映画を好きになる。実験映画もアートアニメもオリヴェイラソクーロフも大好きだけど、特撮も恋愛映画も大好き。あ、でもホラーやハードボイルドみたいのはあんまり見ない。いろいろじゃなかった。

映画『死ぬまでにしたい10のこと(My life without me)』(イザベル・ヘコット/2002/スペイン、カナダ)。批判されやすそうな分かりやすい映画でドラマ映画的なこの作品は意外と好き。まともな意見がそんなにこの映画に必要?

映画『ぼくの好きな先生(Etre et avoir)』(ニコラ・フィリベール/2002/フランス)。フランスの小さな村にある小さなクラスのドキュメンタリー。フランス人の子供てなんてかわいんだろう。そしてゆっくり話す子供のフランス語はとてもかわいい。

映画『ファントマ(Fantomas)』(ルイ・フイヤード/1913/フランス)、『ファントマ対ジューヴ警部(Juve Contre Fantomas)』(ルイ・フイヤード/1913/フランス)、『ファントマファントマ(Fantomas contre Fantomas)』(ルイ・フイヤード/1914/フランス)。1910年代に製作された連作形式の連続活劇。ファントマと呼ばれる怪盗とファントマ逮捕に燃えるジューヴ警部。パリ市内で撮影されているシーンが多くあり、第一次大戦前のパリの様子や人々の様子、衣装、車、列車、古き良き時代の本物の映像は幻想的だとさえ思える。当時は家族で、友人で、近所の人たちと上映を楽しみにして見ていたのかな、なんて想像するだけで楽しくなる作品。